アルベルト島野さんの情報により、ヴィッセル神戸さんがフラメンゴのGKウーゴ・ソウザを狙っているという情報が入ってきました↓
神戸がフラメンゴに所属するGK ウーゴ・ソウザを獲得しようと動いているとか。 https://t.co/1kKbkiv84Q
— アルベルト島野 (@Albelt_Shimano) November 29, 2022
実際に現地ソースを見てみると、
マテウス・トゥーレルの買取交渉と同時に話し合いが行われているよう
ポルトガルのエストリルもまたウーゴ獲得に興味を持っているものの、フラメンゴは日本のオファーを魅力的に感じているよう
そしてチームも代理人も、現状控えGKとなっているウーゴをこのタイミングで外へ出す事を理想的と考えており、交渉に前向きな姿勢を見せている
という事からヴィッセル神戸移籍の可能性が高い案件のように見えました。
どのような選手なのか、早速調べてみました。
プロフィール
本名:ウーゴ・デ・ソウザ・ノゲイラ(Hugo de Souza Nogueira)
1999年1月31日生まれ
身長196cm、右利き
とりあえずでかいですね。
通称はウーゴ・ソウザと呼ばれていますが、ウーゴ・ネネッカという異名も持っています。
これはかつてグアラニーで活躍したネネッカというGKがおり、この人にフィジカル的にクリソツだという理由だそうです。
生い立ち
ウーゴ・ソウザの生い立ちについて調べてみましたが、なかなかハングリーな生い立ちのようです。
リオデジャネイロのドゥーケ・デ・カシアス(Duque de Caxias)という町で生まれました。
生まれた当時両親は失業中
サッカーを始めたのは4歳の時
5歳の時に父親の強い希望によりヴァスコダガマのフットサルチームに入団
一家はヴァスコから交通費として600レアルの手当てを貰い、それを生活の足しにしていたとあります。
当時のレートで換算すると日本円で24000円くらいだと思いますが、という訳であまり裕福な家庭ではなかったようです。
そしてある日この600レアルの手当てが打ち切られるという理由により、8歳の時にヴァスコを去りました。
その後フットサルからフルコートサッカーへ転向
2009年、10歳の時にフラメンゴに入団します。
ウーゴの家にはお金がなく、クラブのある街へ引っ越す事ができなかった為
当初ウーゴは地元からフラメンゴの練習場までの約30kmの道のりを毎日4時間かけて通っていました。
毎朝3時30に家を出ていたとか
15歳になった時にやっとクラブの寮に入る事ができたそうです。
母親の証言によると、当時は家にないものは全てフラメンゴが支給してくれたのだという
ウーゴが転倒して前歯2本を折ってしまう事がありましたが、なんとそれもフラメンゴが修復したそう
キャリア
ユース時代
フラメンゴの下部組織に入団すると、すぐさまに頭角を現し、タイトルを総なめにしています↓
- コパサンパウロ優勝(2016年、2018年)
- U15 ブラジル-ジャパン杯(2014年)
- U17 リオ州選手権(2017年)
- U20 リオ選手権(2018年、2019年)
注目すべきはコパサンパウロを2度制しているという点ですね。
コパサンパウロは日本でいう高校選手権で、ブラジルではプロの登竜門と呼ばれています。
サンパウロ杯について詳しく知りたい方はこちら↓
あとブラジル-ジャパン杯って何?と思って調べてみたら
1998年にジーコが始めた、毎年リオで開催している日本-ブラジルの交流を図る目的の大会のようでした。ひょっとしたら日本人でこれに出場した選手がいるかも。
ちなみに大会ではコリンチャンスを5-0でボコしています。
神戸のリンコンもこの試合に出場しゴールを決め活躍しています
トップチーム昇格
2020年8月17日にトップチームデビューをします。
コロナ真っ只中で開催された試合でしたが、強豪パルメイラスを相手に1-1の引き分けに
なんとデビュー戦でマンオブザマッチに輝きました。
その時の試合がこちら↓
しかし同じ年の11月、カップ戦の試合ではとんでもない失態やらかしています↓
これによりフラメンゴはホームで宿敵サンパウロと1-1の痛恨のドロー
試合ごサポーターやあのジーコ氏からも厳しく非難されちゃいました。
しかしなんだかんだで、このデビューした年にフラメンゴはリーグ優勝をしますが
ウーゴはクラブ史上最年少のタイトルを獲得したGKとなったそうです。
プロデビューしてから3シーズンの試合出場記録は下記の通り↓
クラブ | シーズン | リーグ戦 | カップ戦 | ||
試合 | ゴール | 試合 | ゴール | ||
フラメンゴ | 2020 | 23 | 0 | 3 | 0 |
2021 | 8 | 0 | 0 | 0 | |
2022 | 15 | 0 | 1 | 0 |
2022年は開幕10試合連続スタメン出場してます。
さらにリベルタドーレス杯にもデビューしちゃっています。
セレソン
2017年、18歳の時にフランスで開催されたトゥーロン国際大会に出場する為、U20のブラジル代表に選ばれています。
2019年には南米選手権にも出場
2019年にはエデルソンの代わりとして、米国とエルサルバドルとの親善試合の為に、チッチ監督によりフル代表にも召集されました。
この時は残念ながら出場機会はありませんでしたが、本人はその時の感動をTwitterの固定ツイートにしてます↓
まとめ
一通り調べてみたところ、どうやらすごい逸材がJに来ちゃいそうな予感です。
・低所得者層出身のハングリー精神を持った選手
・10代でブラジル優勝クラブに在籍し、スタメン出場も果たしている
・リベルタドーレス杯も経験済
・19歳でセレソンにも召集される
日本で言うと鈴木彩艶くんクラスの逸材と言っていいんじゃないでしょうか。
ブラジルでも大切に扱うべく存在だと思いますが、そんなお宝をJのクラブに託して良いのでしょうか?
楽しみですね♪
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