清水エスパルス加入するヤーゴ・ピカチュウについて詳しく解説

ヤーゴピカチュウ_ 未分類

清水エスパルスへの加入が濃厚なヤーゴ・ピカチュウについて調べてみました。

ピカチュウという名前のサッカー選手がいる
というのは、実は以前からコアなサッカーファンの間では知られていました。
そしてピカチュウは2018年頃にも川崎フロンターレやガンバ大阪と交渉されていた経緯があります。

ヤーゴピカチュウ_

移籍について

7月4日頃に突如として清水エスパルス行きが報道された、フォルタレーザ所属のDFヤーゴ・ピカチュウ。本人や家族は事実を全く知らされていなかったとの事でしたが、7月8日あたりに「フォルタレーザは日本のクラブのオファーを受け入れた」とはっきりと明記された現地報道が出ているので、移籍はほぼ間違いないとみてよいでしょう。

なお移籍金は100万ドル(約1億3000万円)で契約期間は2年半となるようです。

そして驚くべくことなかれ、清水はピカチュウに対してブラジル時代3倍の給料を支払うとの事。
ざっと調べたところ、推定になりますがフォルタレーザでの年俸は216万レアル(約5500万円)くらいなので、年俸1億6000万円くらいになるでしょうか。

ヤーゴピカチュウ

プロフィール

本名:グライブソン・ヤーゴ・ソウザ・リスボア(Glaybson Yago Souza Lisboa)
生年月日:1992年6月5日
出身地:パラ州、ベレン
身長:169vm
ポジション:右サイドバック、右サイドハーフ
利き足:右
SNS:TwitterInstagram

名前に”リスボア”という名前が入っているので、ポルトガル系移民かもしれませんね。
(ジーコも本名にポルトガルの地名コインブラが入っており、ポルトガル移民)
出身はベレンのベングイという街で、正直治安のあまりよろしくない地区です。

キャリア

ピカチュウの現時点でのプロでの成績は下記の通りとなっています↓

ピカチュウ 成績

それではプロデビューから現在までのキャリアを詳しく見ていきましょう。

プロ入り前

9歳の時に地元の強豪チームTuna Lusoでフットサルを始める
このチームはなんと天才パウロ・エンリケ・ガンソが発掘されたチームとしても有名
ガンソとは年の差2歳なので、一緒にプレーしていたかもしれないですね。
ピカチュウという名前は愛称だが、この頃に名付けられ、当時はあまり好きではなかったそう※後述詳細

2005年に13歳の時に、同じベレンの街にある強豪チームであるパイサンドゥのユースへ移籍

また16歳の時に一度地元を飛び出し、サンパウロのモジミリンのテストを受けに行きますが
不合格となった過去があるようです。

パイサンドゥ時代

2012年にパイサンドゥのトップチームに昇格しデビュー
この年にいきなりのシーズン6ゴールの活躍をみせました。
しかもそのうち2ゴールはセリエB昇格を決める値千金もの↓

昇格戦1stレグ1-0の場面でPKを蹴るピカチュウ。これをきっちりと決めパイサンドゥは2-0でマカエに勝利。当時20歳でこの場面で蹴らせてもらえるあたり、既にチームの中心的存在である事が伺えます。

 

2ndレグ2点ビハインドの場面で冷静に流し込むピカチュウ。試合は2-3で負けてしまうも、総得点数によりパイサンドゥは見事昇格を決めました。

 

翌年2013年はレギュラーを座を確固たるものとし、パラ州選手権では6ゴールをマークし優勝
全国選手権においても9ゴールの活躍を見せるが、ピカチュウの奮闘虚しく、パイサンドゥは18位で再びセリエCに降格をしてしまします。
ちなみにピカチュウはこの年、2年目にして既に100試合出場達成を果たしている

 

2014年、ピカチュウの活躍により、チームは再びセリエB昇格に!

 

2015年、ABC戦ではコーナーキックから直接ゴールを決め話題に

ピカチュウはこの年200試合出場を達成。

コパドブラジルのフルミネンセ戦では、アウェイのマラカナンの地でビューティフルフリーキックを決める

 

またボタフォゴ戦においてはわずか2分間の間に1ゴール1アシストという偉業を成し遂げました↓

前半26分に、絶妙な飛び出しにより確実に先制ゴールを決めるピカチュウ

前半28分、左サイドから正確なクロスによりアシスト
ちなみに決めたのはかつて横浜Fマリノスでプレーしていたチアゴ・マルティンスさん

この年はキャリアハイとなる20ゴールをマーク
パイサンドゥにはトータルで4シーズン在籍。221試合62ゴールの成績を残しました。

ヴァスコダガマ時代

2016年、ヴァスコダガマへ3年契約で電撃移籍
ピカチュウはここでもコンスタントに試合に出場し、ヴァスコはこの年リオ選手権を無敗で優勝
さらにヴァスコは、この年全国選手権セリエBでも4位にランクインし見事1部昇格を果たします

2017年、ピカチュウはついにセリエAの舞台で初ゴールをマーク
2-1で勝利したバイーアとの試合でありました

2018年、リベルタドーレス杯に初出場
アウェイでチリのUniversidad Concepciónに4-0で勝利した試合の3ゴール目を決める

その後ピカチュウは3試合連続でゴールを決める活躍を見せ、なんとこの年59試合19ゴールでチーム得点王となりました。ブラジルのトップレベルでも十分通用する活躍を見せます。

 

2019年、フォスドイグアス戦でのゴールにより、これまで33ゴールでトップにいたフェリペを抜き、サイドバックとしてクラブ史上の得点王という偉業を成し遂げます。

 

2020年から1年3カ月ほどノーゴールの期間が続いたものの、2021年にキャリア通算100ゴールを達成。ブラジルメディアの分析によると、100ゴールのうち38ゴールがヴァスコダガマでの記録となるが、13ゴールがサイドバックとして出場し、残りサイドハーフ、もしくはウイングとして出場したものであるという。

ヴァスコでの通算成績は、253試合39ゴールであった。

フォルタレーザ時代

2021年、完全移籍でフォルタレーザへ移籍

フォルタレーザでの初ゴールはコパドブラジルのイピランガ戦
芸術的フリーキックを決め、チームの第三ラウンド進出を確定させました

 

最近のプレー集

私生活

家族は姉のスエレン(Suellen)さん、父親のカルロス(Carlos)さん, 母親のスージー(Suzy)さんの4人家族。ピカチュウが結婚するまでずっと一緒に暮らしていました。

実は父親のカルロスさんも、かつては無名のプロサッカー選手だったそう

ピカチュウ 父親

 

2015年に地元で知り合ったクリスチアーナ(Cristiana)さんとは8年の交際を経て結婚
2人の間には2014年と2018年に女の子が誕生しています。

ピカチュウという名前について

ブラジルでは「Pikachu」は”ピカシュー”と発音しますが、日本に言ったらどのように発音されるのか?と見出しが出ていました。
しかしながら清水エスパルスは登録名をそのままピカチュウとするでしょうか?注目したいところです。
そもそもなぜピカチュウ呼ばれるようになったか?についてですが
きっかけは幼少期にプレーしていたフットサルクラブの監督がそのように呼んでいた事でした。
理由は小さくて、すばしっこかったから

ピカチュウ あだ名

ピカチュウと命名したフットサルの監督、カピタオンさん

また姉のスエレンさんも

家の中にはピカチュウのグッズで溢れているわ。子供の頃わたしたちはポケモンのステッカーを夢中で集めてたの。5センターボで売られていて、レアが出るまで必死だったわ。何年後かに彼自身がピカチュウと呼ばれるようになるだなんて想像できる?

と語っていました。

まとめ

という訳で今回のヤーゴ・ピカチュウのリサーチしてわかった事は

・右サイドを主戦場とするプレーヤー
・サイドバック、サイドハーフ、ウィングをこなし、その攻撃力は非常に高い
・時にはプレスキッカーも任されるほど、キックの精度も非常に高い
・パイサンドゥ、ヴァスコ、フォルタレーザのいずれのクラブでもきちんと結果を残している
・国内のコメンテーターやサポーターから、なぜアイツはセレソンに呼ばれないんだ?という声が多数寄せられている

個人的にはセレソン級と言っても過言ではないほどの大型補強だと思っております。
清水の監督のゼ・リカルド監督とは2017~2018年に共に仕事をしているので、信頼関係もあるでしょう。

果たしてピカチュウはJリーグで低迷している清水エスパルスを救う事ができるか?
楽しみです。

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