ファジアーノ岡山のチアゴアウベス。先日ヴァンフォーレ甲府戦でえげつないゴールを決めブラジルでも話題となりインタビュー記事が掲載されていたので紹介します。ネイマールとサントスで3シーズンチームメイトだったのですね。
J2に所属するブラジル人選手、チアゴ・アウベスがゴラッソを決めた。ファジアーノ岡山でプレーするFWはGKのふいをつき、ハーフライン前からシュートを放った。さらにチアゴ・アウヴェスは、このヴァンフォーレ甲府戦で別のゴールも決めており、チームは4-1で勝利している。
ハーフラインからゴールは昔からトライしてきたけど、いつもバーの上を通りすぎてたんだよね。けど昨日のビューティフルゴールは祝福されたね。実は前半も狙っていたのだが滑ってしまったんだ。GKがいつも前目に出ているのを見ていたから。後半の立ち上がりにボールを奪うと、GKが出ていたのがわかっていたから、GKも見ずにまっすぐシュートした。うまくミートしGKも出てたから、打った瞬間入ったと確信したよ。
プスカシュ賞ものだよね。友達らがノミネートしたいとメールしてきたんだ。かなり難易度の高いゴールだった。60mくらいの距離はあったんじゃないかな。是非プスカシュ賞にノミネートしてチアゴの旗を揚げよう
チアゴ・アウベスはパラ州のSão João do Araguaiaの出身。2011年にサントスでプレーし、ネイマール、ガンソ、ダニーロ、エラーノ、エドゥ・ドラセーナ、レオ、パラーらなど、一時代を築いた選手達とチームメイトであった。
ネイマールとは2010年~2012年まで一緒にプレーした。我らブラジルのクラッキだ。サントス時代は仲が良かったが、その後はそれぞれの道に進み疎遠になったしまったな。今じゃ連絡もとってないよ。ネイマールにこのゴールを見てもらい、プスカシュ賞へ後押してもらえたらいいな。彼の事はいつだって応援している。バロンドール受賞してW杯で優勝して欲しいと思ってる。サントスでは彼から多くの事を学んだ。インスピレーションや選手の基盤となった時期だったよ。
チアゴ・アウベスは2015年から海外でプレーしている。サウジアラビア、韓国、そして現在は日本。しかしながらチアゴはブラジルへ戻る計画をしている。
今は29歳、多分来年がその時になると思うけど、どうかな?ブラジルへ戻れば、アドレナリンとプレッシャーを感じられる。海外ではそれらは全くない。試合の雰囲気だけじゃなく、感覚やロッカールームでのレビューも違っていて、恋しく思うね。どうなるか見てみよう。
左からダニーロ、ネイマール、チアゴ・アウベス、クリスティアン、レナン・モッタ(元京都サンガFC)
将来の行き先の一つは故郷のチームかもしれない。サントスでプレーする前にチアゴ・アウベスはRemoというチームの下部組織に所属していた。そしてRemoが心から応援しているチームである事を明かした。
Remoは僕の原点であり、初めての恋人だよ。13歳で初めて街を出た時、そこに情熱があったんだ。僕の心は紺色なんだ。僕はRemoでプロになりたくてチームに居たかったんだけど、当時いろいろな事が起こって結局サントスへ行くことになったんだ。今でもRemoでプレーして、ライバルのパイサンドゥと試合をしたい気持ちはある。クラシコでたくさんゴールを決めてきたけど、それはユース時代。トップチームでもその感覚を味わって、サポーターに喜びを伝えたいね。
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