【セレソンにいる日系人スタッフ】世界の名ドクター リカルド・ササキ氏について

リカルド佐々木セレソン ブラジルサッカー

W杯が始り早くも2週間経過。ようやくベスト8が出揃い、依然大会は白熱さを増しております!

ところでブラジル代表の中に東洋人の顔をしたスタッフがいるのをお気づきでしょうか?

Foto: Lucas Figueiredo/CBF

この方はリカルド・ササキさんという日系人で、セレソンのドクターを務められています。

今回こちらリカルド・ササキさんについて詳しく調べてみました。

リカルド ササキさんとは

Ricardo Sasakiさん。現在57歳。サンパウロ出身

ブラジルの体育科を卒業後、PUC(Pontifícia Universidade Católica)大学にてフィジオテラピーの学位を取得しています。

ちなみにこのPUCという大学がどれほど優秀なのかこちらのサイトで調べてみたところ、ブラジル国内では18番目でした↓

世界ランクでいうと1200~1400位くらい。

日本の大学に当てはめると青山学院大学とか、関西学院大学とか、明治大学とか、立教大学などと同じくらいのようです。

優秀な事には間違いないですね!

リカルドさんは学生時からサッカー界で仕事を始めており、ブラガンチーノというチームでドクターとしてのキャリアをスタートさせました。

そして95年にサンパウロFCのメディカルスタッフとして入団し、以来およそ20年に渡り名門クラブの第一線で活躍されていました。

ところが22年シーズンの初めに突如としてチームを解雇に↓原因は不明。。。

セレソン入りしたきっかけ

リカルドさんがセレソンへ入閣したのは2016年です。

チッチ監督が代表監督に就任した年でした。

リカルドさんはチッチ監督はもともと面識はなかったそうで

しかしセレソンのフィジカルコーチのファビオは大学の同期であり

ある日セレソンのドクターを誰にするのかの話し合いが行われた際に、リカルド・ササキの名前が出ると

「ドクターについてあまり詳しくないんで、その人が良さそうなら連れてきて一緒に仕事をしましょう!」

という感じで入閣が決まったのだそう

自分は非常に幸運だったと語っています。

前ロシア大会にもチームに帯同。ロシア大会の時のリカルドササキとホペイロのラチーニョ氏↓

Foto:cbf.com.br

世界を代表する名ドクター

もともとサンパウロFCのメディカル部門は技術の高さに定評があり、セレソンは10年以上前からコラボレーションもしていたそうです。

特にサンパウロFCにはREFIS(Reabilitação Esportiva Fisioterápica e Fisiológica)というリハビリステーションがあり、リカルドササキさんはそのREFISで働く最も優秀なスタッフの一人として有名でした。

2010年にはスペイン紙「Lo Mejor del Mundo」にて世界のフィジオテラピストベスト10にも選ばれたと、サンパウロFCの公式サイトでも紹介されています。

Foto:saopaulofc.net

ネイマールの治療も担当

チッチ監督が絶大な信頼を寄せる名ドクターであり

カメルーン戦で負傷したネイマールの治療も担当しました。

当初ネイマールは、決勝トーナメントまで回復が間に合うか微妙なところだと伝えられていましたが

数日後に朗報として、治療は順調に進み予想よりも早い回復が期待されていると伝えられました

ネイマールが早期に戦線復帰する事が出来たのも、リカルド・ササキさんの手腕によるものだったのかもしれません。

という訳で今回世界で活躍する日系ブラジル人、リカルド・ササキさんについて調べてみました。

次回セレソンの試合では是非選手だけではなく、スタッフにも注目してみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました